ここの所、寝る間も惜しんで趣味に没頭していました。

 

ようやく、やりたいことにひと段落つき
何気なしにソファーにボテッと座ってのんびり。
何分くらいボケッとしていたか解りませんが
ふと、部屋の掛け時計に目を向けると時刻は午前9時。

 

「そういえば昔はこの時間はバイトで働いてたな」
なんてことも考えました。

 

午前9時、昔の僕は高確率で職場にいました。
月曜日の朝は、特に憂鬱でした。

 

今のように自由な生活が長くなってきたせいか、
どんな仕事をしていたのかは思い出せなくなりましたが
その時の『感情』だけは覚えています。

 

一言で言うと『落ち着かない』感じ。

 

ずっと誰かに追いかけられながら
逃げ回っているような嫌な気持ちです。

しかも逃げても、逃げてもまとわりついてくる。

 

家に帰っても、電気を消して布団の中に入っても、
眠っていても、休日でも、遊んでいても
その『落ち着かない気持ち』がつきまといました。

 

タイムカードを切った後でも精神は仕事に支配され続けます。

 

出勤時間を終えて開放的な気持ちになってる時だろうと
家でのんびりと仕事を忘れたい時だろうと
容赦なく店から、店長から、同僚から仕事の電話が入りました。

 

電話の着信音が鳴る度に
心臓がバクバクして嫌な気持ちになっていたのを思い出します。

着信画面に表示される番号を
いつも恐る恐る覗きこむようになっていました。

 

お店からの電話は、大半が説教かシフトの強要でした。

 

とあるバイトリーダーは出勤時間外にも関わらず
スタッフへの駄目出しや、今後の売り場展開のメールをガンガン送っていました。

 

「なぜ同じバイトなのにこの人達は
 出勤時間外でも仕事のことばかり考えられるんだろう?」

 

と底知れぬ恐怖を感じたものです。
(得体の知れぬ宇宙生物に出会ったような感覚です)

 

仕事が好きで好きでたまらないというなら解りますが
日常的に「やめたい」「辛い」と愚痴をこぼしているくせに
なぜ、そこまで真面目に仕事に取り組めるのか意味不明でした。

 

 

いつしか、僕は日常的にこのようなことを考えるようになりました。

 

『仕事』から解放されたい。

『嫌なこと』を無理矢理行いたくない。

『嫌いな人』と同じ空間にいたくない。

『憂鬱』じゃない朝を迎えてみたい。

 

 

気付けばネットで独立してから数年が経過し
そのような出来事も遠い過去の記憶となりましたが

何も考えず、時間に追われずボーっと過ごしていると
ふと、あの頃感じていた『落ち着かない感じ』が
僕の日常から綺麗さっぱり消え去っていることに気付きます。

 

 

もう、携帯の着信画面に怯えることはありません。

週の始まりの朝に憂鬱になる事もありません。

機械のように感情を押し殺して何かを我慢する必要もありません。

寝る前に「あと何時間寝れるだろう」と計算することもありません。

お金を稼ぐために人生の時間を擦り減らすこともありません。

 

 

 

 

 『自由』

 

 

 

心から、開放感を感じます。

 

 

こんな日常が当たり前になると喜びを感じなくなるものだと思っていましたが
自由な日常への愛しい気持ちは3年以上経った今も何ら変わりありません。

 

時給900円で忙しく店内を駆け回っていた頃と違い
今は毎日が穏やかに、そして緩やかに落ち着いています。

 

 

昔の僕は、当たり前のように以下のような価値観を抱いていました。

 

・収入を増やしたければ仕事の時間を増やすしかない

 ・お金を稼ぐには雇われるしかない

・状況を変えるには転職しかない

・就職すれば今よりマシな生活が待っている

・大人になれば遊ぶ時間が減るのは当たり前

・大人は我慢して当たり前

 

でも、これらは思い込みだったようです。

 

「当たり前」とか「常識」とかって案外適当なもんで
ちょっとでも別の世界の扉が開けば簡単に覆ります。
(国境を跨げば同性で結婚できるし、一夫多妻も認められています)

 

そして『自由な世界』の扉を開いてみると
上述した当たり前に当てはまらない人達がゴロゴロといます。

 

彼らはパッと見ニートと変わらないので世間から白い目で見られてますが
今日も明日も何かを犠牲にしてる人達よりは幸せそうです。

 

 

忙しいのが好きな人は相変わらずバタバタした日常を過ごせばいいと思いますが
仕事以外に「やりたいこと」「行きたい場所」「大切にしたい人」がある人は
常識の外側の世界を目指すという選択肢を選んでいいと思います。

 

どうせ国や会社に人生を奉仕し続けたところで、お金以外に貰えるのはせいぜい
安っぽい感謝の言葉と薄っぺらい感謝状ぐらいでしょう。
(数十年という時間と労力を捧げた果てに得られる感謝状…)

 

個人が個人の幸せと、周囲の人の幸せだけ願ったってバチは当たんないです。

 

 

PS.

最近はぶっちゃけ小学生の頃より暇人です。
子供の頃より今の方がよっぽど遊び呆けています。

 

学校に行く必要ないし、宿題もないし…。

子供の頃に比べてお金に余裕があるのも大きいですね。
好きなとこに行けるし、好きな物を買うこともできる。

まさしくネバーランドです。