「一体、どこに逃げればいいんだろう…」

 

その日、仕事から逃げたい一心で職場に向かう電車を飛び降りた僕は
この世のどこにも逃げ込める場所などないことを悟って項垂れていました。

 

第1話 社会不適合

 

当時の僕は時給900円でビデオ屋のレジ打ちに一日を費やすフリーター。

 

山のように積まれたDVDを延々と売り場に戻し続けました。

顔を真っ赤にしたお客に何度も罵倒されました。

夕陽が沈んでいくのを店舗の小さな窓から幾度も眺めました。

気付けば貴重な人生が1年、また1年と紙吹雪のように吹っ飛んでいきました。

 

 

学生時代から後先考えずに、何も積上げてこなかった僕です。

 

大人になりたくなくて、夢を趣味を諦めたくなくて、
僕はいわゆる『普通の社会人』になるためのレールから脱線しました。

 

学校を辞め、大学にも行かず、就職もせず
「ずっと夢を見ていたい!」と青臭い言葉を吐いていたのです。

 

10代の頃はそんなことを言ってても社会は僕に寛大でしたが
大人になるにつれ、そのような考えは周囲から異端扱いされるようになっていきました。

 

当然です、周囲の大人達はみな将来を見据えて遊びを我慢し、夢を捨て
必死に社会に適合しようと努力しているからです。

 

一方で僕は現実に目を向けず、夢や妄想の中だけで生きていました。
その結果が、27歳にもなって時給900円で馬車馬のように働く人生です。

 

(みんな僕とは違って必死に競争していた)

 

そんな僕が今日の仕事から逃げたとして何が変わるのでしょう?

 

生きていくにはお金が必要なので、働くことを止めるわけにはいけません。
何処に逃げても、今と大差ない…あるいは更に劣悪な労働環境が待っています。

 

おそらく、この先50年の人生ずっとです。

 

仕事より家族と過ごす時間や趣味を楽しむことが好きだった僕にとって
その未来を想像することは憂鬱でした。

 

別に、贅沢がしたかったわけではありません。
高級車に乗りたかったわけでもないし、両手に美女を抱えたかったわけでもありません。

 

僕はただ、今より『自由』になりたかったのです。

 

仕事より大切にしたい趣味や夢があった。

仕事より家族、恋人と過ごす時間を守りたかった。

行きたいところがあったし、やりたいことがあった。

 

でもどうやら、それらの夢は僕の人生には無縁の権利なようでした。

今日も明日も明後日も、目覚まし時計に叩き起こされる生活が僕にはお似合いだったようです。

第2話 労働ロボット

 

ある日、同僚のおばちゃんがペットのフェレットが死んだことに心を痛め
仕事を休みたいとの電話を店によこしました。

 

普段は弱みを見せないバイトリーダーの彼女が電話越しにワンワン泣いていました。

 

たまたま彼女からの電話を受け取ったのが僕だったのですが
失意の彼女に対し「いいから来い」などと言えるわけがありません。

僕にも愛犬がいるので彼女の心中を察すると胸が張り裂けそうになります。

 

僕は「店は任せてください、店長には伝えておきます」と彼女に告げました。

 

話を聞いた店長は「社会人としての自覚が足りない」と憤慨しました。
親ならまだしも、ペットの死で仕事を休むなど言語道断!それが店長の主張です。

 

どうやら大人になると泣きたい時に泣くことすら許されず
「何が大切か」は個人の感情ではなく会社に判断されてしまうようです。

 

かといって会社の考えや世間の常識に歯向かい、矜持を守ろうとすると負荷がかかります。
感情を持たぬ労働ロボットになり果てた方が生きていくのは楽みたいです。

 

僕は次第に、自分を自動販売機だと思うようになりました。

 

「イラッシャイマセ…」「アリガトウゴザイマシタ…」「マタ、ゴ利用クダサイマセ…」

 

会社からはこのようなことを言われることもありました。

 

「休日は本気で遊ぶな!仕事に支障が出る」

「風邪でも何でも出勤しろ!仕事は辛いものだ」

 

自由なんてバカな夢も、矜持も抱かない方が気が楽だと気付きました。

 

次第に、仕事から帰宅するとクタクタで趣味を楽しむこともできなくなりました。
愛犬の散歩にも行かなくなり、帰宅すると部屋に帰ってグーグー寝るだけになりました。

 

そんな時、愛犬は項垂れた表情でつまらなそうに僕を眺めていました。

 

起きて → 仕事して → 飯食って → 排泄して → 寝る

 

まるで、家畜のようなスケジュールです。

 

気付けば、20代の大半の時間が労働で吹っ飛びました。
当然、その間なにも起きませんでした。

 

何も起きず、何もできず、歳だけ食っていく…

 

僕はようやく、自分は物語の主人公ではないのだと気付きました。

第3話 大金積んでも、時間と命は戻らない

 

「死んでしまった」

 

その短いメールが僕の携帯に届いた時、僕は時給900円でレジを打っていました。

それは長年家族の一員だった愛犬の死を告げる連絡です。

 

その日の朝、彼が今日にも逝ってしまうであろうことを悟りながら
僕は彼と共に過ごすのではなく、仕事に出ることを選びました。

 

僕の心の天秤は、大好きで愛おしい彼との最期の時間よりも
大嫌いで、金のためだけにやってる時給900円のレジ打ちを選んでしまったのです。

 

 

茫然として頭が真っ白になっている僕の耳に言葉が飛び込んでいました。

「すぐに帰りな、店長には私が言っとく」

以前、ペットを亡くしたバイトリーダーのおばちゃんの声でした。

 

僕は慌てて制服を脱ぎ捨てて、家まで走りました。

 

 

1年1年に変化は無いように思えていても、時間は確実に過ぎ去っているのです。
そしてその間、僕も、大切な人達も、確実に『死』に近づいています。

 

なんてことない、当たり前の自然の摂理がようやく我が身に降りかかっただけのことです。

 

「どんなに大金を積んでも、失われた時間と命は戻らない」

 

幼い頃から当たり前のように言い聞かせられてきた摂理に対し、危機感がなかったのです。

 

 

でも、もっと一緒に居たかった。

 

疲れたなんて言わず、散歩に行ってあげればよかった。

 

仕事になんて行かず、最期まで頭を撫でてあげればよかった。

 

 

これから先の人生で、僕は何度今日と同じことを繰り返すのだろう?

どれだけのことを犠牲にし、何を守ろうとしているのだろう?

僕が金持ちで、自由の自由があれば彼の最期に立ち会えたのだろうか?

 

それを生まれて初めて真剣に考えたとき。一つの結論が出ました。

 

『自由になりたい』

 

第4話 みかん箱の上に、夢を託した

 

僕が自由になるには、第一に雇われることを辞めなくてはいけませんでした。
雇われる以外の収入源を持つ必要があったのです。

 

それが無かったから僕は、愛犬よりもお金を選んでしまいました。

 

加えて、僕が自由になるには『不労所得』を得る必要があります。

会社を辞めてお金を稼げるようになっても
仕事に時間を支配されていたら意味はないのです。

 

と言っても僕には不動産や株を買うような資金力はありません。
あるのは200万円の借金と、中卒というクソの役にも立たない経歴のみです。

 

僕が不労所得を得るには低リスクで、低労力で行えるビジネスが不可欠でした。

 

そして、その方法をインターネットで模索していた時、
アフィリエイトというインターネットビジネスの存在を知りました。

 

この7文字との出会いが、僕の人生を変えました。

 

どうやらアフィリエイトというビジネスは自動化することができて
仕組みを作ってしまえば自動販売機のように放置することが可能みたいです。

 

自身を成功者だと謳う方々のブログもネット上にたくさんありました。
そして、そこに描かれている世界は僕の常識とは掛け離れていました。

 

普通の会社員が副業で月収50万円?

子育て中の主婦が放置ブログで年収1,000万円?

学生が片手間にやってるメルマガで年収1億円?

 

「バカなことを言うんじゃねぇよ」正直言って、胡散臭さMAXです。

 

そんなに簡単にお金が稼げるなら今までの俺は何なんだ?バカなのか?(バカなのだけど)

 

世間の大人達は何なんだ?
学校の教師や、会社の上司に教わってきたことは何だったんだ?

 

豊かになるのは簡単じゃないから、世の中の人達は辛い思いを我慢して生きてるんだ。
夢を捨て、家族を犠牲にしてでも毎日必死に生きているんだ。

 

こんな美味い話があるわけがない!!!

 

……などと、考えている余裕はありませんでした。
溺れる者は藁をもつかむと言いますが、僕は既に鼻の先まで溺れていたからです。

 

僕はアフィリエイトというビジネスに懸けてみることにしました。

 

パソコンは持っていなかったので、家族のパソコンをこっそり借りることにしました。

部屋に机はないので、みかんの段ボール箱の上にパソコンを置くことにしました。

 

みかん箱の上に夢を託し、十畳に満たない薄暗い部屋からビジネスがスタートしました。

第5話 監獄の扉が開いた

 

それから、約1カ月後…のある日…。

 

その日、いつものように仕事でクタクタに疲弊した僕は
波打ち際のトドのようにソファーで横になってテレビを見ていました。

 

無実の罪で捕えられた外国人の男が不自由な監獄からの脱獄を試みるという
映画「ショーシャンクの空に」のようなドキュメンタリーだったと記憶しています。

 

「この番組を見終えたら、明日の出勤に備えて眠りにつかなくてはいけない。」

 

僕は罪を犯したわけではありませんが、テレビの中の主人公と自分の境遇を重ねていました。

 

スケジュールを管理され、囚人服を着て、自分の意志とは反する行動を教官に強要される主人公は
塀の外で暮らしている自分と大差ないように思えてしまっていました。

 

テレビがCMに入り携帯電話のメールをチェックしてみると
何やら見慣れない件名のメールが届いていました。

 

『【速報】アフィリエイト成果報告:』

 

ざわっ…と、心の中に風が吹き荒れたことを覚えています。

 

「これはまさか……商品が売れたってことか?」

 

恐る恐るメールを開封してみるとそれは
僕の紹介により24,000円のアフィリエイト報酬が発生したことを通知するメールでした。

(↓こんな感じでメールが届く↓)

 

その金額は僕がバイトで命と尊厳をすり減らしながら必死に稼ぐ日当の、3倍近い金額です。

 

携帯画面を開いたまま小刻みに震える僕の後ろで
TVの中の男は見事に脱獄を果たし自由になっていました。

第6話 労働の無い自由な世界へ

 

成果報告を告げるメールは、その後もドシドシ届き続けました。

 

僕の体が労働していない時間でも、自動販売機のようにネット上の仕組みは作動し続けます。
昼頃、モソモソと布団から這い出て携帯をみたら寝てる間に8万円稼げてた事もありました。
(当時の僕のバイト月収とほぼ同額…)

 

いつの間にか、アフィリエイトでの月の収入が30万円を超え出し
口座残高が生まれてはじめて20万円以上を示すようになりました。

 

「調子に乗っちゃいけない…」「期待してはいけない…」「安心しちゃいけない…」
念仏のように、自分に言い聞かせ続けます。

 

 

 

2カ月後、月収が70万円をこえました。

 

 

 

あまりに急激な変化に茫然とし、思考がおいつきません。
「お金を稼ぐ」という価値観が崩壊していきます。

 

だって僕はほんの3ヶ月前まで、時給900円でレジを打っていたのです。

 

わずか数千円を稼ぐためにどれだけの時間を消費して、どれだけ誇りをすり減らして
どれだけ怒られ嫌味を言われ、どれだけ本音を押し殺してきた事か…。

 

それがある日突然、変化したのです。
(速報は1日に3件以上届き続けた)

 

 

 

さらに3ヶ月後、月の収入が100万円を超えました。

 

 

みかん箱の上に置いた壊れかけのパソコンに夢を託して1年。
人生から労働への恐怖とお金の不安が消え去り

 

 

僕は、自由になりました。

 

 

僕の目に見える世界は、今まで信じていた常識的な世界とは180度異なっていました。
どうやら常識とは、平均的に生きるための足枷でしかなかったようです。

 

常識という足枷が外れると、世界は今までよりキラキラと輝いて見えました。

 

 

そして僕はこの世界に見覚えがありました。

子供の頃に見たことがあります。

 

大人になることを拒否した迷子達が自由に暮らす島、ネバーランド。
自由な不労生活はまさに、ピーターパンやロストボーイズ達の暮らしそのものです。

 

 

「あぁ、ここが僕が望んでいた世界だ。これから生きていく世界だ」

 

 

 

 

この1年間の体験により、僕の中にあったお金や労働に対する価値観はガラガラと崩壊しました。

 

同時に『常識』という足枷を幼少の頃から無理矢理縛り付けられ
過酷に搾取され続ける労働者たちを思ってやり切れない悲しさに見舞われました。

 

僕は今まで信じていた世界に別れを告げ、ネバーランドで暮らす決意をしました。

第7話 ようこそネバーランドへ

 

気付けば、4年の月日が流れていました。

 

その間、僕と同じようにインターネットで自由を手にした人達と何人も知り合いました。

 

ある人は、六大学を狙えるエリート街道を自ら脱線し
高校卒業と同時にインターネットビジネスで起業して病気の親と家庭を支えています。

 

ある人は、旦那の失業をキッカケにアフィリエイトを始め
今は遠くアメリカの地で旦那の給料を超える稼ぎを得て幸せに暮らしています。

 

ある人は、有名企業に勤めていましたがある日突然辞表を叩きつけて脱サラし
パソコン一台抱えて世界中を飛び回る旅人として生きています。

 

どうやら僕が特別だったわけではなくこんな物語は現代ではありふれたものみたいです。

 

 

 

 

世の中には本当に色んな人がいて、色んなドラマがあります。

 

そして『人間万事塞翁が馬』
いつ自分がそんな不思議な人達の世界の仲間入りするかわからないものです。

 

昨日まで『普通の人』だったとしても
明日も『普通の人』じゃなきゃいけないわけではないのかもしれませんね。

第8話 自由を求める全ての人へ

僕は、自分に世界を変える力があるとは思っていません。
そもそも、そんな大それた思想もありません。

 

全ての人が自由な不労生活を目指すべきとも思っていません。
誰もがインターネットビジネスに取り組むべきとも思いません。

 

しかし、かつて駅のホームで先の人生に絶望していた自分のように
「将来に不安を抱える人」「何かを我慢している人」「自由を求める人」たちに前例を示して、
灯台の灯りのような役割になることはできると思っています。

 

 

人は本来、もっと自由なはずです。

 

男も女も、老いも若きも、顔も知らぬ他人を潤すために生きるのではなく
個人や周囲の大切な人を大事にして生きることが許されてもいいはずです。

 

僕はこの4年間の経験の中で、あることを学びました。

 

人生にリセットボタンはあります。

 

もちろん過去を無かったことにはできませんが
お先真っ暗な未来を、光り輝くユートピアに変える力がインターネットにはあります。

 

第二の人生をスタートさせる力が、インターネットビジネスにはあるのです。

 

 

もしあなたが自由な不労生活には興味が無く
会社員として生きる日常に愛おしさを感じているなら僕のことは忘れてください。

 

しかし、あなたが現状に不安や不満を抱えていて
自由な不労生活に対して憧れを抱かずにはいられないなら
僕はあなたに知識と手段を提供する準備はできています。

 

自由な人生に興味があれば試しに『ゼロから始める脱サラ不労生活』を読んでみてください。
僕のこれまでの経験、体験に基づく知識をまとめた電子書籍(無料)です。

 

特典として、このような書籍も用意しています。
時給900円のフリーターの人生がわずか1年で劇的に変化していく様子を生々しく体験できます。
(本記事を楽しめた方はワクワクしながら読めるのではないかと思います)

 

「勇気を与えられた」「自由を目指そうという意思が高まった」
など、好意的な感想が多く寄せられている書籍です。

 

モチベーションアップや、イメージトレーニングに役立つのではないかと思います。