不真面目でも真面目でも時給も給料も一緒…というなぜ

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近所のコンビニ店員さんの笑顔が素敵すぎて接客されると優しい気持ちになれます。彼のような店員さんと出会う度にサービス業の方々はレベルが高いなぁと感じてしまいますね。

 

彼はリッツカールトンのホテルマンではありません。おそらく時給1,000円程で働く年の瀬二十歳ぐらいのコンビニ店員です。接客の英才教育を受けたわけではないだろうし、お客を笑顔にする分だけチップがもらえるわけでもないでしょう。

 

しかし彼はサービス料を支払ったわけでもない平凡な客の僕にも素敵な笑顔と幸せな気持ちを与えてくれます。もちろん彼だけではなく日本中の色んなお店でそのように素敵な店員さんと出会うことができますね。ほんとレベルが高いです。

 

でも残念なことに彼のように素敵な店員さんもいる反面、不愛想で敵意丸出しでお客を不快にさせる店員さんもいます。本人に悪意がなくてもお客からそのように判断されてしまっている店員さんもいることでしょう。

 

そしてその両者は時給が同じだったり場合によっては不愛想な方がランクや時給が上ということもあります。これが時給労働の良いところでもあり、残酷なところ。

 

僕も昔サービス業で時給労働をしていて、このようなシステムを度々不条理に感じていました。

 

『笑顔だろうと不愛想だろうと給料同じなら、不愛想な方がいいじゃないか!』

 

などと心が荒んでいたものです。

 

なぜお客を幸せにしても時給に反映されないのか

『ビジネスは価値と価値との交換であり、お客をより笑顔にした者にお金が舞い込む』

 

原文のままではありませんがアメリカの実業家アール・ナイチンゲール氏のお言葉です。

参考記事:アール氏の本『人間は自分が考えているような人間になる!!』

 

人(お客)を豊かに、幸せに、総じていうと価値を与えた対価としてお金が返ってくるのが資本主義の仕組みなもんで、各社各企業はお客に価値を届けるために切磋琢磨しているし、価値を偽る行為は『詐欺行為』として罰せられるようになっています。

 

ところが冒頭で話した店員さん(Aくん)はきっと多くのお客を幸せにしているのにお金として還元はされません。さほど人を幸せにしてないように思える不愛想店員(Bくん)と給料は同じなのです。

 

これを不条理に感じて昔の僕は憤慨していたわけですね。

 

でもこの不条理の正体はシンプル。AくんとBくんにとって『お客(お金を支払う側)』はお店に訪れたお客さんではなく、2人に給料を支払う会社だからです。ゆえに2人の収入は店に訪れたお客さんをどれだけ笑顔にしたかではなく会社をどれだけ笑顔にしたかによって決まります。

 

要は問題起こさず淡々とシフトに多く貢献できて店を仕切れる人間の方が給料が高くなるわけです。例えお客を幸せにしていなくても店に貢献できていればそれでOK。

 

もちろんAくんにたくさんのファンができてお店の売上が上がれば会社もAくんのキャラクターを評価して給料を上げてくれるかもしれません。でもやはりAくんの財布とお客さんの財布がダイレクトに繋がらない限り、Aくんはお客さんを幸せにした対価を直接受け取ることはできないのです。

 

まぁいくらAくんが素敵な接客術の持ち主だとしても彼一人で店の売上を左右する重要人物になれるとは考えにくいですしね(´ω`;)

 

Bくんの不愛想さを不利益だと店側が判断すればBくんの解雇もありえるでしょう。…がBくん一人の不愛想さや不真面目さが店に大打撃になるケースはそんなにないので大抵の職場では内々の注意程度に留まるのが普通です。

 

会社員を含め労働者の多くは会社に『時間』『労力』という価値を提供し、会社に利益をもたらすことで給料をいただきます。でもって時間と労力という価値は真面目な人間も不真面目な人間も大きな差がありませんので給料に大きな差が生じないというわけです。

 

AくんとBくんの給料は『お客を笑顔にした数』ではなく、2人の時間と労力の価値で決まります。
仮にAくんが会社に1憶円の利益をもたらしても時間と労力の価値が1,000円なら時給は1,000円です。

 

時給システムのいいところ

 

前述したように昔の僕はこの仕組みに憤慨してプンプンしていました。「真面目でも不真面目でも最低時給がもらえるなら真面目になったらバカを見る!」と考えていたものです。

※初めからそのような思考だったわけでなく働くうちにそうなっていきました(笑)

 

でもしばらくして自分はそのようなシステムによって活かされていたと気づくことになります。

 

というのも自分は別に何の取柄もなく、資格もなく、笑顔が上手でもなく、べりゃりが上手かったわけでもなく、レジ打ちの経験があるわけでもありませんでした。『未経験者歓迎』『学歴不問』の文字に釣られてホイホイと面接を受けた人間です。

 

もしこの世が完全実力至上主義で「笑顔になれない店員は要らん」「少しでも不真面目な瞬間がある人間は雇わん」という世界だったら僕は20代前半にしてホームレスになっていたでしょう。

 

『時間、労力を使って軽作業さえできればそれでOK』

 

という仕事がこの世に残されていたから自分のような人間でも毎月10万円程度はお金を稼ぐことができたのです。

 

前述したように時間と労力は誰でもほぼ平等に会社に提供できる価値です。だから当時の僕のような『未経験者』でも会社からお金をもらうことができます。

 

まぁもちろん出勤しただけで仕事を何もしなければクビになりますが『個人の能力により差が生じない給料条件』が存在してくれているおかげで経済が回せているのもまた事実です。

 

何事も悪い面と良い面があるということですね。

 

Aくんが正当な対価をいただくには

 

とはいえ、やはり僕はAくんには正当な対価をいただいてほしいと思ってしまいます。

アール・ナイチンゲール氏も言うように本来はお客を幸せにした分、お金が還元されて然るべきだからです。

 

まぁ職によってはお客さんからチップを貰えたりして還元されることもありますけどAくんのお仕事ではお金の出所は会社以外には期待できないでしょう。前述したようにAくんにとっての『お客(価値を返してくれる存在)』はお店に訪れたお客ではなく会社だからです。

 

しかしその収入の仕組みの図式を変化させればAくんはもっと対価が得られるかもしれません。

※まぁぶっちゃけ余計なお世話もいいとこですが日本中に仮想Aくんがいると想定して

 

例えば会社を挟まず、お客さんから直接Aくんにリターンを返せる仕事を行うのがいいですね。

Aくんがお客から直接価値を返してもらえる場での価値提供を選べば、お客から得た支持がそのままAくんの利益として還元されるようになります。

 

わかりやすいとこでいえばユーチューバーです。過去記事でも度々紹介していますが6歳で年収12億円のYou Tuberのライアンくんはお客とダイレクトに繋がる場での価値提供(映像投稿)によって価値をお金に還元しています。

参考記事:年収12億円の6歳ユーチューバー

※正確にはお金の出所は広告主ですが『お客の支持が還元される』という点が時給労働と全く違う

 

まぁもちろん二十歳の平凡な青年の笑顔配信にはそこまで需要がないかもしれませんが、正直それが無価値なものとも断言できません。だってライアンくんのホームビデオだって一昔前なら誰がどう見ても12憶円稼げる映像には見えませんからね。どこに需要が存在するかはわからないものです。

 

あるいはAくんが自身の体験をまとめたブログやメルマガを運営して支持者を集めてみるのもいいでしょう。その中で広告収入を得たり、あるいは独自商品を作って販売する手もあります。

 

いずれにせよ、人を幸せにできる何かを提供できる人は自分でメディアを持ってお客さんとダイレクトに繋がる道を選んだほうが豊かになれると思います。

 

会社に雇われることは「養ってもらえる」利点があるのも事実ですが「収入の天井を奪われている」危険性があることも考えてみた方がいいのかもしれませんね。正社員になることで収入の桁が増える方もいれば、逆に失われている方もいるのです。

 

『自分はそんな大した能力ある人間じゃない』とネガティブに考えてしまう方も、一度くらい雇われない収入源の確立に挑戦する価値は十分にあるかなーと。事実、自分もまさか時給900円のレジ打ちしてた1年後にこんな未来が待ってるなんて思いもしなかったですしね(´ω`;)

 

ブログもYou TubeもSNSも金銭リスクはほぼ皆無だし、普段の仕事を行う傍ら空いた時間に気軽に行えるものなので「自分も収入の天井奪われてるんじゃないかなー」と思う方はチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

 

失敗しても大打撃を受けることもありませんから。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

たつもん

「好きなことで暮らす」を合言葉に14歳で学校をやめ、19歳で趣味を仕事にしはじめる。

インターネットで「暮らしの雑学」を発信しつつ、クリエイター(販売者)とファン(お客)を繋げる活動に注力している。

【以下、これまで仕事にしてきた趣味】
プロ漫画読み・絵描き・ゲームクリエイター・映像クリエイター・ゲーム実況者・作曲家・作詞家・編曲家・パフォーマー・ビジネスコンサルティング・販売アドバイザー