自由な人生を実現することを一般的にリタイアと呼んだりします。

 

例えば宝くじで3億円当てて仕事をリタイアし、
悠々自適なセカンドライフとか妄想したことないですか?

 

僕は宝くじを買ったことはないですが、
3億円当たった時の空想はよく頭で描いていました。

 

まぁしかし、宝くじで3億円当てるのは現実的ではありません。
くじを買いに行く道中で事故死する確率の方がまだ高いぐらいです。
(ジャンボ一等が当たる確率<一年以内に隕石衝突で人類滅亡する確率)

 

では一般的なサラリーマンが
自由(リタイア)になれる最も現実的方法は何か?

 

世間的に考えられている現実的な方法は
『一生分稼いだ貯金でリタイアする』という選択肢でしょう。

 

 

ただ一生暮らせるお金を貯めてリタイアするというのは
日本という国では現実的な方法ではありません。

 

宝くじで自由を目指すのと同様、
それ以上に難易度が高いかもしれませんね。

 

例えば40歳でリタイアし平均寿命の80歳まで生きるとしましょう。
この場合、いくらぐらい貯金が必要になるでしょうか。

 

自由に豊かに暮らすことを想定するなら
最低でも月50万円は自由にできるお金が欲しいところです。
(そのぐらい無ければ貯金を貯金するという我慢の連続が強いられる)

 

月50万円の生活を40年間続けるなら必要な貯金額は2億4千万円。

 

結婚して妻子を持ったり、将来病気にかかることを考えれば
3億円は貯金していないと安心して生きることはできないでしょう。

 

では40歳で3億円貯金するにはどうすればいいのか。

23歳の新卒から働いたとして40歳まで17年、
毎年1,764万円の貯金をすれば40歳までに3億円に到達できます。

 

つまり23歳新卒の時点で最低でも年収6,000万円はほしいところですね。

 

日本には累進課税というものがありますので
年収が6,000万円でもその半分は所得税にもってかれます。

 

その他の税金の支払額も年収とともに上がっていくので
我慢して生活を切り詰めて節制し続ければ
何とか1,764万円の貯金も可能かもしれません。

 

 

23歳新卒からずっと年収6,000万円…。
あなたの身の回りでそんなサラリーマンの話聞いたことありますか?

 

とても現実的なこととは言えませんね。

 

 

月50万円の生活を望むだけでもこの数字ですから
月100万円クラスの生活を望もうと思えばこの2倍の貯金が必要になります。

 

どれだけ良い会社に転職しようと、
どれだけ素晴らしい資格を取得しようと、
だれだけ早く出世して昇給しようと、現実的数字ではありません。

 

 

では早期リタイアは諦めて
定年まで勤め上げた後に自由を目指すのはどうでしょうか。

 

退職金、年金、貯金という3つの収入の柱があれば
何とか細々とした自由な生活が想像できるかもしれません。

 

ただ、定年まで勤めるにしても考慮しなくてはいけないリスクがあります。

 

こちらは企業30年の残存率のデータグラフです。

出典元http://univ.peraichi.com/67

 

0.02パーセント。
30年残存する企業は1パーセント以下ということですね。

 

中小企業庁が発表した激アマなデータですら
企業が30年残存する確率は50%以下というデータが出ています。

 

35年の家のローンなんて安心して組めたもんではありませんね。

 

定年前に企業が潰れてしまったのでは
退職金も何もあったものではありません。
(そもそも定年前にリストラされる人も多いですし)

 

運よく定年まで無事に勤め上げられたとしても
年金が今の水準でもらえることも期待はできないでしょう。

 

※年金に関しては、この映像が非常に参考になります。

『若者は年金をもらえる?鈴木亘とひろゆきの対談』

 

 

それに貯金にはインフレリスクがあることも忘れちゃいけません。

 

銀行にコツコツとお金を貯め続けたところで
貯金の価値は経済の風向き1つであっという間に変動します。

 

例えば1960年代の新卒の初任給平均は13,000円。
今の10分の1以下です。

 

彼らが当時コツコツと貯金したお金は
この50年間で価値が10分の1以下になってしまっています。

 

今30歳なら定年まで30年ちょっとありますが
その間に企業が潰れるリスク、年金が崩壊するリスク、
インフレで貯金の価値が失われるリスクが常に隣りにあります。

 

 

そして60歳を過ぎれば健康的なリスクも増えていくことでしょう。

 

僕の祖母は今まさに年金がもらえるという年齢に達した時、
医者から余命3ヶ月だと宣告されました。

 

定年後に自費出版で小説を書くことを夢見ていた祖父は
認知症を患ってしまい、小説を書くどころではなくなりました。

※ゼロから始める脱サラ不労生活にも詳しく書いています。

 

金銭の自由、時間の自由以外に肉体の自由も確保したいなら
定年後リタイアより早期リタイアを目指したいところですね。

 

 

しかし前述のようにサラリーマンとして雇われている以上、
貯蓄で早期リタイアという道は厳しいです。

 

 

雇われている以上、資格を得ようが、転職しようが、昇給しようが
短期間で大きな金額を稼ぐことは不可能ですし

働くことを止めたら収入がストップしてしまうので
貯金するには毎日馬車馬のように働き続けなくてはいけないし
コツコツ貯金したところでインフレのリスクが付きまといます。
(そして累進課税のせいでお金は全然貯まらない)

 

 

生活レベルを下げ、ひもじい暮らしでも構わないなら
サラリーマンとして働いた貯金でもリタイアは可能とは思いますが
金銭的自由がないリタイア生活は常に欲求不満と隣り合わせです。
(ホームレスはリタイアしてるけど幸せそうじゃないですよね)

 

 

ところで、リタイアするには
一生分稼いだ貯金で生活するしか方法はないのでしょうか?

 

いえいえ、そんなことはありません。

不労収入の仕組みを持つという方法があります。

 

例えば僕の友人の一人に不動産収入で生きてる人間がいるのですが
彼は都内にビルをいくつか所有しているので
彼が忙しく働かなくても口座に毎月1,000万円近いお金が振り込まれます。

 

どれだけ豪遊してみたところで
1ヵ月に1,000万円以上使うのは中々難しいので
彼が何かを頑張らなくても毎月貯蓄が増え続けています。

 

まぁ実際には月100万円のお金でも
個人とその家族だけでは使い切れるものではありません。

 

例えば僕もそんなに物欲がある人間ではないので
毎月4、50万円はお金が貯まり続けています。

 

つまり、リタイアにも2パターンあるわけですね。

貯蓄を擦り減らしてリタイアするか、
貯蓄を増やし続けながらリタイアするか。

 

・3億円稼いで貯金で暮らす
・毎月100万円の不労収入を得る

 

どちらの方がハードル低いと思いますか?

 

仮に3億円貯金してリタイアしてみたところで
生活すればするほどお金はどんどん減り続けます。

 

しかし不労収入の仕組みを保有する側になれば
お金は減るどころか毎月増え続けていきます。
(よほど無茶なお金の使い方をしなければ)

 

 

もちろん、不動産で不労所得を得るのはハードルが高いです。
相当な準備金を用意しなくてはまともなお金になりません。
(彼がビルに投資した初期費用は3億円です)

 

株やFXも同様に膨大な投資費用が必要なのでお勧めできません。
リスクなく安全に資産を増やすには
利回り3~5%で運用することがセオリーと言われていますが
1,000万円以下の資産ではまとまったお金になりませんからね。

 

仮に200万円を利回り5%で10年資産運用すると326万円。
家賃10万の家に1年住むだけで消し飛んでしまいます。

 

かと言ってレバレッジをかけまくって
年利10%、20%を目指せば株投資は途端にギャンブルになります。

 

もちろんそれで成功して大金持ちになる人もいますが
その倍以上、失敗して資産を全て失う人がいます。

 

※「株で損した」「借金背負った」というのは
大抵がこういうギャンブルに走った結果です。

 

ギャンブルに走るぐらいならはじめから
宝くじ買うか馬券握りしめて競馬場にでも行った方がいいでしょう。
(株に比べて資産を失うリスクは低いです)

 

まぁでも個人でビジネスを行って
月100万円の不労収入の構築するというのはハードルが高いことではありません。

 

簡単なこととは言いませんが
ギャンブルで儲けるような非現実的なことでもありませんし
一生分貯金して暮らすことを夢見るよりはよほど現実的です。

 

インターネットを用いた起業が容易になった現代では
半年、1年ぐらいの短い期間で不労収入を作れてしまう人もいます。
(コストもせいぜい月1万円以下です)

 

近年はそのような手法で20代、30代の若さでリタイアする個人が増えてますね。
おそらく、今後も増え続けていくでしょう。

 

もちろん、みんながみんな自由を目指すべきとは思わないし
忙しく働くのが好きな人は従来通り定年まで仕事を続ければいいです。

 

ただ、仕事よりやりたい事があったり、行きたいこと、叶えたい夢があるなら
早期リタイアを目指した方が幸せになれるんじゃないかなーと思います。

 

一昔前に比べて個人がリタイアするハードルはかなり下がりましたし
時代の波に乗っからない手はないんじゃないでしょうか。

 

目指すだけなら大したリスクもありませんしね。

 

少なくとも貯金や年金での自由を望むより、よほど現実的です。