僕の友人に接客業を頑なに拒んでいる女性がいます。

 

彼女は長らくリサイクルショップで接客業を行っていましたが
クレーム処理の際に心に深い傷を負ってしまって
お客さんに対して恐怖心を抱くようになってしまいました。

 

骨身に染みた恐怖心は簡単に拭えるものではありません。
自尊心を踏みにじられることは耐え難いもんがあります。

 

いつしか彼女は人間不信気味になり、
客と接する機会が少ない工場勤務を行うようになりました。

 

まぁ確かに、気持ちはわからんでもないです。

 

僕も長いこと接客のアルバイトをしていましたが
クレーム対応で発狂しそうになった経験は多々あります(笑)

 

まぁでも実際は理不尽なクレーマーなんてほんの一握りで
ほとんどのお客はまともで良い人達なんですけどね。

 

しかし、99人が聖人のようなお客でも
運悪くたった1人のクレーマーにぶち当たってしまうと
その日ずっと嫌な気分が残ってしまうのが接客業というもの。

 

表向きは聖人に見えても、いつ、どのタイミングで
悪魔に豹変するかわかったもんじゃないんで
レジに立つ間はずっと戦場の兵士のように緊張感を張らなくてはいけません。

 

彼女はその緊張感に耐え切れず、客と接する機会がない仕事を選びました。

 

普段は口数少ない彼女ですが、接客業へ怨みつらみを語る時だけは饒舌です。
相当嫌な思いをしてきたんでしょう。

 

彼女は「もっと人間らしく扱われる仕事がしたい」と話していました。

 

気持ちはとてもわかります。

 

そういえば僕も接客のアルバイトをしていた頃は
まるで自分が自動販売機にでもなったような気分でレジに立っていました。

 

「いらっしゃいませ」「●●はいかがなさいますか?」「●●円です」「ありがとうございました」

 

一言も言葉を返さないお客に、こちらだけ一方的に話してることなんてザラです。
まるで壁に独り言を話しかけてるような虚しい気分になりました。

 

店員(俺)って自販機と同じなんだろうなーなどと悲観的になったものです。

自販機が何か喋りかけてきても返答する人なんていませんからね(笑)

 

もちろん正常な精神状態なら、そんな事は一晩寝れば忘れられるでしょう。

 

しかし、そんな小さな出来事で少しずつ自尊心が削れてしまうと
心の中にどんどん毒が溜まっていきます。

 

そして毒が溜まると、世の中全てがネガティブに見えてしまうものです。

 

彼女もきっと、そのような気持ちになって接客の仕事から逃げ出したのでしょう。

 

 

僕は個人的に「嫌なことからは逃げればいい」と思ってます。

 

もちろん、夢や目的のために必要な辛さから逃げてはいけないと思いますが
彼女が接客業の辛さに耐えたところでバラ色の人生なんか待っていないでしょう。
(接客のプロになるのが夢ならまだしも、彼女は違うみたいですし)

 

だったら辞めればオケ、逃げてOKです。

参考記事:仕事が辛いなら一目散に逃げてOK

 

ただ、彼女が抱えてる悩みの種が
接客業から逃げただけで消えるのかは疑問です。

 

彼女の自尊心を傷つけ、踏みつけるモノはクレーマー以外にも沢山いるからです。
そしてそれらは雇われてる以上、常に彼女の身の回りに溢れてます。

 

例えば社会問題化してるサービス残業、パワハラなどは社員の自尊心を傷つける典型です。

人によっては、毎朝すし詰めの電車で揺られることで自尊心が傷つくこともあるでしょう。

 

働く場所を変えても、業種を変えても、雇われて労働を行う以上
彼女が「人間らしく扱われたい」と願う気持ちを踏みにじる要素と決別はできません。

 

もし、それらの要素と決別する方法があるとすれば
『働くことを辞めること』あるいは『彼女が選べる立場になること』です。

 

働くことを辞めれば、仕事で自尊心を傷つけられることは無くなります。

 

嫌なものは見なきゃいいし、嫌いな人とは付き合わなきゃいいんで
家で引きこもりでもやってれば、ずっと傷つかずに済むでしょう。

 

あるいは会社に雇われずに彼女自身がビジネスを行って
身の回りの選択を自由に選べる立場になるのもいいですね。

 

出勤が嫌なら家を職場にすればいいし、面倒な客が嫌なら客を選べばいいんです。

 

上司や同僚が面倒なら一人でできる仕事をすればいいし、
睡眠不足になるのが嫌なら仕事の時間を1日1時間にすればOK。

 

 

あるいは『働くことを辞めること』と
『選べる立場になること』を両立してもいいでしょう。

 

例えば収入先を不労所得にすれば仕事のために何かを犠牲にする必要がなくなります。
ゼロから始める不労生活で詳しく書いてるんで参考にどうぞ)

 

非現実的なことに思えるかもしれませんが、
『雇われる』という選択肢を捨てればこれらは普通に実現できますし
最近はそういう生き方を選ぶ人達も増えてます。

 

もちろん簡単なこととは言いませんが
一生ストレスを抱えて生きる道よりは有意義なのではないかと。

 

 

ちょっとした変化じゃ焼石に水ですが
悩みの種を根本から絶てば人生は劇的に変わるものです。

 

たった一度の人生ですし、劇的な変化を求めてみるのもいいかもしれませんね。