ディズニーCGアニメの「ズートピア」を見ました。

 

肉食動物と草食動物が共存して暮らす街ズートピアで
立派な警察官になるために奔走する新人警官ウサギの物語。

 

 

相変わらずディズニーアニメのキャラクターは表情が豊かですな。

声優も上戸彩さん、森川智之さん、三宅健太さん、サバンナ高橋さんと豪華で楽しめました。

 

感想を一言で言うと『奥深い』作品です。
見終った後にもあれこれと考えさせられました。

 

 

特に印象的だったのが主人公(ウサギ)の両親。
絵に描いたように保守的で逃げ腰な姿勢にはクスッとさせられます。

 

幼い娘が学芸会で「警察官になりたい!」という夢を語ったことに対し
流暢にペラペラと「夢を抱いてはいけない」ことを力説する両親。

 

「ウサギで警察官になった者は一人もいないんだから、お前にも無理」

「ウサギは畑でニンジンを作っていればいい」

「夢を見ちゃだめ。叶わないことがあるんだから」

 

もちろん両親は娘ジュディの将来を心配して発言してるわけですが
幼い娘に対してあまりにシビアな思考を突きつけてて笑ってしまいました。

 

 

ズートピアは「先入観」「偏見」「固定概念」「常識」をテーマにした作品です。

 

「●●であるべき」「●●は●●だ」というような固定概念が絶対ではないことと
知らぬうちに偏見で誰かを傷つける可能性があることを教えてくれる深い作品です。

 

 

先入観や常識は生きる上で大事なフィルターでもありますが
時として人生の可能性を閉ざしてしまう危険性も含んでいます。

 

例えば両親の「ウサギは畑でニンジン作ってればいい」という発言はその典型でしょう。

 

ズートピアの世界では警察官は屈強な動物(サイ、クマ等)が就く職業で
小さなウサギが就職できた前例は一件もありません。

 

まぁ主人公ジュディは両親からシビアな現実を突きつけられた5分後には
ウサギとして初となる警察官になって夢を叶えているわけですが
現実では「確かに、ニンジン作る方がリスクないよね」と夢に背を向ける人の方が多いでしょう。

 

僕や周囲の人間に、人生のレールの脱線者が多いからかもしれませんが
先入観や常識の弊害により、自ら将来の可能性を閉じる人達をたくさん見てきました。

 

同時にその倍以上、常識に捉われずに非常識な夢を叶えた人達も見てきました。

 

中にはジュディと同じように周囲から猛反発を受けながらも
己の信じた道を貫いて非常識な幸せを手にした人もいます。

 

参考記事:ゾ…ゾンビや!ゾンビがおる…!

 

大多数の人と同じような人生を歩みたいなら
常識や先入観に従って行動した方が良い結果が得られると思いますが
周囲とは違う人生を望むなら、周囲の常識には従わないに限ります。

 

例えば『自由になりたい』という願望があるなら
不自由な人の価値観、常識に従ったところで絶対に願望は達成されません。

 

不自由な人達の価値観、常識は不自由になるための指針であり
自由になるための指針には成り得ないからです。

 

警察官になりたいジュディが、ニンジン作りを良しとする親の価値観を指針にしてたら
永遠に警察官になる夢は果たせなかったであろう…ということですね。

 

 

もちろん、どのような思考が正しいかは
個々の人生計画によるので優劣をつけるようなことではありません。

 

常識通りなニンジン作りで生涯を終えるのもいいし
非常識なウサギ初の警察官を目指して戦うのもいいでしょう。

 

現実の世界にありがちな二択に置き換えると
常識通りに就職して会社員として生涯を過ごすか
お金持ちになるためにチャレンジしてみるか…ってとこでしょうか。

 

 

ズートピアには色んな価値観を持ったキャラクターがいるので
きっと、あなたと似た価値観のキャラもいると思います。

 

誰に感情移入できるかによって
あなたの性質を知ることもできるかもしれませんね^^

 

見終った後にも、色々と考えさせられる作品です。

 

PS.

ズートピアは『先入観』が試される作品です。
先入観通りに見ているとキャラの意外さに仰天させられる仕掛けが多々あります(笑)

 

キャラクターの印象が2転、3転するので先の展開が中々読めません。

 

「この動物はどういうキャラなんだろう?」と想像しながら見ると楽しいですよ^^